特定非営利活動法人わかくさもえぎ
ご挨拶
理事長 松本倫子
理事長の松本倫子でございます。
NPO法人わかくさもえぎは、事業として障碍者自立支援法にある生活介護、居宅介護、移動支援、短期入所、計画相談と介護保険法の通所介護・居宅介護(共生型)、親子訓練学習会などのパーソナルサポート事業を運営しています。
活動している施設店舗は、6年前にオープンした近鉄九条駅前の障碍者生活支援センターわかくさもえぎ、30年前に開設した西大寺奈良ファミリー店内の福祉の店わかくさもえぎ、3年前にオープンしたトナリエ大和高田店内の福祉の店わかくさもえぎです。
私たちの施設店舗を利用している方々の年齢層は20代から60代と広がり、障がいの様子にも巾があります。施設通所の方法も、徒歩、電車やバスの利用、職員の送迎など。
身の回りのことはほぼ自分でできる方から支援者の全面的な介護を必要とする方までおられます。利用者の皆さんは自分のしたいこと、知りたいこと、試したいこと、行きたい所、話したい相手や話題、おしゃれ、買いたいものなど、各人各様の趣味や希望をもっておられます。そして私たちの法人は、障がいのある皆さんが、日々の家庭生活や社会生活のなかで各人の持ち味を活かしながら自らの希望を叶えられるように支援したいと願っています。
近鉄九条駅前の施設では、【生活介護】日々の日課として、好きなBGMを聞きながら、さをり織やクラフト商品づくりとその販売、京都や奈良の生鮮品や物産販売、下請け内職作業、リラクセーション、買物や散歩、給食などの活動、加えてショートステイ、居宅介護、移動支援、計画相談の各事業をしています。
奈良ファミリー店とトナリエ大和高田店のお店では、【生活介護】収入印紙、奈良県収入証紙などの販売活動をしています。
こうした日常的な活動に加えて、行事として、調理実習、水彩画教室、フラワアレンジメント教室の開催、季節行事や地域イベント参加なども行っています。
わかくさもえぎを利用してくださっている人たちは、「 いろんな福祉サービスを使い、多くの方に介護をお願いしながら、自分の生活を組み立てて、毎日を楽しんでいます」という風に私には見えます。
課題もあります。多くの親御さんたちご家族は、年を重ねてこられ、若い頃のように体も動かず、手助けをすることが厳しくなってきておられます。しかし、これから先もこのような生活を続けていきたいと望んでおられます。そのためにはどうすればよいか、これが今後の私たちの大きな課題だと考えています。